789号(週刊) 2002年4月26日金曜日

「ストンプ」初舞台まで秒読み状態

エネルギッシュな作品、笑顔でこなして
宮本やこさん


 ロングランを続けるオフ・ブロードウエー・ミュージカル「ストンプ」での初舞台が秒読み状態の宮本やこさん。早朝から始まる舞台げいこも、細かい振り付けの確認など、すでに仕上げの域に達している。
 オーディションでは、「壁にかかっている鍋とか看板とか、全部たたいちゃおうと思って、ジャンプしまくりながら踊ったから、審査員も参加ダンサーも最初は苦笑、しまいには爆笑という感じで、本当に楽しかった」。このパワフルな演技は、審査員からも「やこが一番リズムを楽しんでいた」と評価され、女性出演者で主役格の「ビン・ビッチ」役に選ばれた。
 「今は代役も含め、メンバー11人や、スタッフと家族のようなきずなができてうれしいです。オーディション後、シアターに出向いた際にはスタッフから『ストンプ・ファミリーへようこそ!』と歓迎されて、合格の実感と、がんばるぞというパフォーマーとしての自覚を感じました」
 「家でも気が向くとアフリカン・ドラムを打ち鳴らしたり。タップやドラムの作り出す原始的なビートにひかれる自分は、人間としても原始的なんでしょうね」と自己分析。
 ミュージカル作品として一番好きなのは、やはり「ストンプ」。「自分が大好きなタップダンスとドラムのコンビネーションですから、ストンプを初めて見た時も、『まさにこれ』という感じで、見ながらにして体が動き出しちゃいました。そして今、その大好きなステージに立てるなんて、本当に幸せです」
 やこさんの大舞台の幕は、もうすぐ開ける。(渡邉美賀記者)





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